【解決】Google広告で「予算による制限」された時の対策法!

 

こんにちは。広告素材.COMの藤原です。

 

Google広告を利用していますと、設定上限近くまで予算を消費し、良い感じでコンバージョンが取れるようになってきたタイミング、

 

若しくは、新しくキャンペーン設定したり、キーワードを追加しと思ったら、いきなりGoogle先生が大暴走して設定上限の2倍、3倍広告費を消費してしまったと思ったら突然・・・・

 

お客様のキャンペーンは 1 日の平均予算または 1 か月の予算で制限されているため、広告を最大限に表示できていません。

予算を引き上げることで、獲得可能なインプレッションを逃さずにユーザーにアピールできるようになります。具体的には、週あたりの指標が次のように変わると見込まれます。

 

↑こんなアナウンスがポップアップで表示されたので、しぶしぶ広告予算上限を指導された通り設定するハメに…

 

さらには、数分の間に次々に予算上限がアップしていき、最終的には「絶対支払えない額」まで予算の上限が引き上げられてしまった…。

 

こんなアクシデントに見舞われたことは、Google広告を利用していますと“絶対”に体験したことはあると思います^^;

 

かくいう私も、一昨日から開始したとあるキャンペーンでも1日3000円の予算でスタートし、良い感じで回ってきたと思ったら

 

先ほどは「6700円」の予算に引き上げる旨、アナウンスされたので、指導の通り予算を引き上げたところ

 

5分もしないで「21000円」に引き上げる旨、同じようにアナウンスされ、

 

 

さらに、21000円に引き上げたところ、またもや5分もしないで「63000円」に引き上げる旨、アナウンスがされるという悲惨な事態となりました(号泣

 

Google先生は1か月の広告予算を「1,890,000円(21倍)」に引き上げないと広告を配信させないぞ!

 

と傲慢に指導するのですけど、普通に月間9万円という予算が決まっている以上、突然21倍に広告予算を追加しろといっても絶対に無理ですよね。

 

この手の対策法は、大手の広告代理店などでも親切に解説していますが、どれもこれもGoogle広告の規約に沿ったものなので

 

前記している1日の予算上限を21倍に引き上げられた対策などを提供している情報配信者は少ないのです。

 

そこで、今回はこんな痛い体験を繰り返し、それでも効果の高いGoogle広告をセルフで運営している私が、

 

「予算による制限」をかけられて広告の運用をどうしようか?とお困りなあなたへ予算制限に対する対策法をご紹介します!!

Google広告の予算設定に関しての考え方

まず、この「予算による制限」という面倒くさいアラートが表示されないために、当初よりGoogle広告の予算設定は、あなたの広告予算内で収まるようにムリのない設定を事前しておくことが重要です。

 

では、ムリのない予算設定とは、どのような設定すれば良いかといえば月間30万円以内の場合でしたら、確実にコンバージョンが狙えるキーワード、カスタムオーディエンス以外は除外することです。

 

ストレートな物言いですが、低予算で広告運用しているのでしたら、ブランディングとか認知度アップとか余計なプロモーションしないで、売上に直結する広告以外は行ってはダメということです。

 

例えば、このブログに関連深いキーワードで「アフィリエイト」というものがあります。

 

このアフィリエイトというキーワードは1クリック60円で設定しても1日の広告費は1万円を超えます。

 

このようなビックキーワードで使う際に1日の予算設定を1000円とした場合、明らかに予算がオーバーしますので、

 

今回のタイトルにあります「予算による制限」というアラートが表示されて広告費を引き上げないと配信停止になることがあります。

 

ですから、低予算でGoogle広告を運用する際は、コンバージョンが狙えるキーワードやオーディエンス以外の設定は除外するのが一番の対策法なのですよね。

 

また、キーワードプランナーで見積された個別単価に設定しないと広告が配信されないと誤解されている人も多いのですが

 

この見積されたキーワード単価に設定しないと広告配信されないという訳ではありませんから、あなたが対象キーワードで支払える金額で設定してみてください。

 

 

 

↑キーワードプランナーの見積を例にしますと「アフィリエイト」キーワードは39円~142円ですが「10円」の設定でも広告配信されます。

 

その他、1つのキャンペーンに広告グループを詰め込みすぎ、短時間で1日の単価調整やキーワード、広告素材を頻繁に追加、削除、修正を繰り返すなどした場合でもアラートが表示されることが多いので、

 

特にキャンペーンを新しく作成する、広告グループを追加する際には、1週間放置しても大丈夫なくらい初期段階で抜かりのない準備をしておいてくださいね!

なぜ、予算による制限がかかるのか?

以下は、Google広告の利用歴10年の私の経験則に基づいて解説しますと、なぜ、予算による制限がかかるかといえば

 

・検索連動型広告(リスティング広告)の場合

1週間平均して予算上限の70%前後の予算を消費するようなとき。

1日の予算上限より2日程度多くの広告費を消費してしまったとき。

 

この2つのケースがあった際に、検索連動型広告では「予算による制限」というアラートが表示されて、予算を引き上げる旨“強制指導”があります。

 

・GDN(グーグルディスプレイネットワーク)、Youtube広告の場合

GDN、Youtube広告の場合も、検索連動型広告と同じ仕組みで「予算による制限」というアラートが表示はされるのですけど、検索と大きく異なる点といえばGDN、Youtube広告では、

 

ノンタゲや購買意欲の高いユーザーなどアバウトな設定や検索ボリュームの多いキーワードでカスタムオーディエンスを作成した場合など、

 

オーディエンスやプレースメントのボリュームに応じて、予算上限の10倍程度まで予算を消費してしまう大暴走に見舞われることもあります。

 

こういうケースの場合では初動時でも広告配信数時間でアラートが表示されて、前記しているように支払い不可能な額まで予算の引き上げを促進されることがあります^^;

 

※注意※Google広告では1日の設定予算の2倍まで消費することがある旨、規約に記載が有りますが、実際には10倍まで消費してしまうようなことがあります。

 

では、この予算による制限による対策はどのように行えば良いかといえば・・・

Google広告の予算上限の対策法

これはケースバイケースですけど、この「予算による制限」がアラートされても、今までと同じように広告配信されることも多々あります。

 

一番先に確認していただきたいのが、管理画面の上部メニューにあります「表示項目」から「競合指標」を開いて

 

 

ディスプレイ広告のインプレッションシュア損失率(予算)にチェックして、実際この予算によるインプレッション損失がどれくらいあるかを確認ください。

 

 

↑私の場合、予算による損失が「0.29%」となっているので、この「予算による制限」というのは、明らかにGoogle広告のバグ(誤作動)というのが解りますよね(笑

 

このように損失率が低い場合は、予算による制限がアラートされても問題なく広告配信はされるのですけど、この損失率も70%を超えてアラート表示がされますと、本当に広告が停止されることがあります。

検索連動型広告(リスティング)の予算上限の対策法

検索連動型広告の場合では、この予算上限のアラートが表示され、予算を引き上げても全然怖いものではありません。

 

なぜなら、自分で消費予算を調整できるからです。

 

個別単価設定の場合でしたら、キーワード単価の調整、不要なキーワードの削除などメンテナンスを行って、あなたの決められた予算内で広告配信が出来る対策をしてみてください。

 

また、自動化運営していて目標額でコンバージョンが取れている場合でしたら、普通に売り上げが立っていると思いますので、ここは売り上げ拡大を加速させる意味でも、予算を増加するというのも1つの手段です。

 

ですが、予算を増やしたくないという場合は、この上限引き上げ額が2倍程度であれば、そのまま2日、3日様子を見てみてください。

 

意外と予算を引き上げても、今までと変わらない予算しか消費しないことが多いですから。

 

万が一に備える場合には、対象キャンペーンを「個別単価設定」に変更するのが一番ベタで確実な方法です。

 

自動化運営してコンバージョンするキーワードなどは、Google広告のほうで学習されているので、個別単価設定にしても同じボリュームのコンバージョンは獲得できますし、個別単価であれば消費予算を調整するのは簡単です。

 

前記のように検索連動型広告の場合は、意外と予算上限によるアラートが表示されても問題はないのですが、

 

私も毎度頭を痛めているのがGDN、Youtube広告のように、自分で単価調整できないキャンペーンなのですよね^^;

GDN、Youtube広告の予算上限の対策法

この2つのメニューでは、広告予算の上限アラートが表示されますと、インプレッションの損失率が低くとも、本当に広告配信が停止されることのほうが多いです。

 

さらに、この2つのキャンペーンってクリックや動画表示単価を引き下げても、カスタムオーディエンスを調整しても、アプリの配信をNGしても引き上げられた上限額まで、本当に広告予算を消費してしまうので危険性は大です。

 

ですから、GDN、Youtube広告で予算上限がアラートされた際は、コンバージョンが取れているキャンペーンであれば“一度寝かせ”、対象キャンペーンを丸コピーして新しいキャンペーンを作り直したほうが早いです。

 

同じサイトやLPでしたら、新しくキャンペーンを作成しても、同じようにコンバージョンが取れますので、ここは心配することはありません。

 

しかし、何らかの問題で予算上限のアラートが表示されたのですから、新しく作成するキャンペーンでは事前に不要なキーワードやオーディエンスは削除し、1日の上限予算をオーバーしないように調整してから作成してください。

 

前記で寝かせたキャンペーンも1か月くらい経過しましたら、再度あなたの広告予算で配信できるようになると思いますが

 

その際、同じことを繰り返さないように、寝かせている間に不要なキーワードやオーディエンスを削除し、上限予算に達しないようにメンテナンスしておいてくださいね!

Google広告の予算による制限対策法まとめ

Google広告は平常運用している際は、優秀にあなたの売り上げに貢献してくれますが、1日で予算上限の2倍、3倍も消費してしまう、支払い不可能な金額まで上限額を引き上げられてしまう…というアクシデントに見舞われることも多々あります。

 

しかし、ネット広告を運用している我々にとっては“外すことが出来ない”プラットフォームなので、アクシデントに見舞われても根気よく対策をしてみてくださいね!!

 

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