コンプレックスを露骨に表現した広告に関して思うこと

 

こんにちは。広告素材.COMの藤原です。

 

昨夜、NHKのウェブで掲載されました「コンプレックス広告」の記事が波紋を呼んでいるみたいで、本日はYahooニュース(元記事は「ITmedia NEWS」)でもこの件が紹介されていることもあり各方面からお問い合わせが多く到着しています。

 

先週あたりからYahoo広告管理画面にもコンプレックス広告に関しての注意書きが掲載されたので、ユーザーからの通報が多く、このような規制がかかるのではないかと予測していましたが・・・

 

扨て、今回騒ぎとなっているコンプレックス広告に関しては、「広告を目にしたユーザーの受け取り方」なので、ネット広告を企画、制作、配信してる事業主やアフィリエイター、広告代理店など我々から言わせてもらえば

 

「明確にどこがダメで、どこまでがOKなのかを線引きをしてほしい」

 

と思うことでしょうし、私もそう思います。

 

「コンプレックを刺激するな~」というボンヤリとした注意勧告だけなら、悪気がなくとも同じことを繰り返す恐れが強いので。

 

 

例えば、Yahooで「体重(数字)によるビフォーアフター」が事例として使われていますが、記事LPや動画広告を作る際は、「数字」を除けばOKなのか。太った人の実写やまんがを登場させること自体がNGなのか。とかですね。

 

そういう明確な指摘やルールを決めないことには、悪気がなく広告配信している素材をを目にしたユーザーが、「コンプレックスが傷ついた」といえば何でもNG広告となってしまいますし

 

「目に見えない心が傷ついた」って言われてもこれは傷ついた本人しか解らないことですし、こういう規制を悪用する人も出てくるでしょうしね。

 

しかし、この明確なルールを設けることって絶対出来ないことでしょう。

 

なぜなら、日本の宣伝広告ってコンプレックス系のものが大多数なので、このルールを設ければ化粧品メーカー、医療メーカー、健康食品メーカーを始めとした大広告主って、素材のみならず商品そのものを作り直さないといけなくなるでしょうし

 

ネット、テレビや雑誌、新聞の広告規制の変更など日本の法律を変えないといけないくらいの大事になりますので。

 

とはいいつつも、やっぱり「不愉快」に思うユーザーの一意見は参考に、あまり過激な煽りは控えたほうが良いですね。

 

何度も言いますけど、過剰に煽っても、ノーマルな宣伝でもコンバージョンに大差はありませんのから、もし、心当たりのある広告配信者は、今回の件を真摯に受け止めてクレームがつく素材は作成しないでくださいませ!

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